個人と家族の不自由な関係

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会社法、租税法など会計関連の法規を学んでいくうち

憲法にたどり着きました。

 

GQ JAPANの鈴木正文氏が9月号の中で

2012年4月に自民党が発表した「憲法改正案」取り上げています。

 

「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。」

 

この部分に受け入れがたいものがあると言うのです。

 

普段普通に過ごしていたら、私は「まあそうでしょ」と思うのですが

鈴木氏がこれは個人軽視、家族重視と訴えます。

 

「まあそうでしょ」じゃないじゃん!

 

個人が単位だよな〜〜〜〜。

基本的人権だって個人に付されるものだよね。

 

ひとり税理士(井之上陽一氏)の考えにも通じるものですが、

 

人はオギャーと生まれて、否応無く家に所属させられるわけです。

 

自分はこうしたいと思っても、進学や就職、交友関係などで

親が介入してきたりします。

公務員になれとか、結婚しろとか言われます。

 

ひどい場合には虐待されることだってある。

 

そこから解き放たれて、

 

あなたはどうしたいの?

 

こうしたい、ああしたい。

実際取り組んでみて失敗したり、成功したり

 

自由に人生を進行させていく権利が個人になくて、

どうするんですか?

と思いました。

 

個人こそが基本のユニットということを忘れないで、

豊かな人生を送りたいです。

 

あ、家族やだ、団体やだって言ってるんではありません。

素晴らしい家族、素晴らしい会社 存在してますもの。

 

円満な家族像を不用意に称賛してはならないと、鈴木氏が記事で述べています。

血縁ではなく意識でつながる団体であってほしいと思う次第です。